13 6月

音楽は身近にあるもの

世の中の自然現象、人間の感情の動き、そのようなものを音で表現したものが音楽。
そう考えれば音楽は自分の身近にあるのだと思えます。音楽だからって特別何かとんでもなく難しいものって訳でもないのだなと思います。


和音の響きから何を受け取りますか?
メロディーの流れをどう歌いたいですか?
美しい景色を見た感動、デザートを食べた時の幸福感などなど、経験したことがヒントになりますね。
この暗い響きはどの程度の疲れなのか?
この穏やかな響きはリラックスしている時の気分?
感じ方は人それぞれで自由に感じたままでいいのですよ。
色からイメージを膨らませるのもいいと思います。

表現するために、伝えるためには「伝えるテクニック」が必要になります。
表情で伝えますか?身振り手振りで伝えますか?
せっかくだから楽器で表現したいですよね。
ピアノで伝えるにはどうしましょうか?

感じ方は自由とはいえ、表現手段は一応ルールがあって、共通認識があるのです。
記号の意味や種類、それを音にする方法を知っていることが必要です。
人が言葉を使ってコミュニケーションを取るように、
音楽の言葉を覚えていきましょう。

喜びも悲しみも、たとえ絶望であっても、経験の全てが大切な財産。
それを音楽で表現し、誰かが受け取って共感してくれたなら、とても幸せですね。

09 4月

集中すること

頭のなかで言葉が渦巻いて思考が止まらない状態になる事があります。

そんな時は5分でも、目を閉じて呼吸に集中してみます。瞑想です。すると、それまで騒がしかった頭も心も中心に戻る感じといいましょうか、とても静まるのですね。クリスタルボウルやシンギングボウルの音を聞きながらが好きです。

ピアノを弾いていると同じような効果があると感じるのです。

日々の出来事、悩み事、感情の浮き沈み、不平不満などなど。そんな気持ちを引きずりながらでも弾き始めると、いつの間にか音楽に集中しています。それまで沢山の取り留めもない言葉で占められていた思考の波がおさまり、言葉ではなく感覚や感情に集中しているのですね。

勿論、「ここはもうちょっとこんな感じかな?」「今のいいね」みたいに言葉は使って思考しているのですよ。でも感覚に集中しているので無心。騒がしくないのですね。いつの間にか心は音楽の感動で満たされて、ワクワクしている自分に気づく。とても面白いなと思います。

ピアノを弾いて雑念を収めることもできるし、雑念によって音楽がボロボロになることもありますが。良くない緊張をして集中できないと大失敗な結果になってしまいます。怖いですねぇ。

思い返してみると、上手くいった時の演奏は、余計な事を考えずに目の前の音楽に集中していました。できる・できないよりも「こう弾きたい」「表現したい」に集中している時でした。とても冷静に客観的に自分を見ていて、視界は鍵盤だけでなくホール全体まで広がる感じ。とても不思議な感覚。

そんな演奏がもっともっとできるように、「思いが伝わる演奏」を目指して、音楽と楽器と自分と向き合う・・・というと何か凄そうですが、音楽の発見をし続けて感動していきたいです。

28 2月

音楽の言葉

音楽は世界の共通語と言われます。

扱う言語が違っても、感情は共通するものがあると思うのですね。嬉しい気持ち、悲しい気持ち、自然や命を慈しむ気持ち。

「美味しいおやつを食べて幸せ~」「春の暖かい風が心地いい」「わんこが楽しそうに散歩してて嬉しいな」

こんな気持ちを表現された音楽があったら、どんな風に演奏しますか?

人それぞれの感情表現があるでしょうが、穏やかな気持ちで出す音、楽し気な気持ちで出す音、満たされた気持ちで出す音、それぞれイメージしながら弾くときちんと音に反映されるもので、相手にも伝わるものなのですよ。とても面白いのです。

優しい雰囲気を出したいのに鋭い音を出すのは相応しくないですし、悲しい気持ちを表現したいのに元気溌剌な音も違和感があります。

どんな風に弾くとどんな音になるのかを確かめながら、少しずつ表現の手数を増やしていくのは、言葉を覚えるのと同じなのではないかなと思います。

音楽で気持ちを共有することができるなんてワクワクしませんか?この音楽は何を表現しているのか、楽譜を読んで感じることができたら楽しいと思いませんか?フレーズの歌い方やハーモニーの感じ方で、より多くの情報を伝えられるのです。

そんな楽しい時間を共有できたら、私は幸せに思います。

23 11月

ピアノのお誘い

ピアノレッスン始めませんか?

ピアノで音楽を楽しみませんか?

ちょっと興味があるけど不安だし、、

今更やっても無理なんじゃ、、

難しそうだし、、

わかります。新しいことを始めるのは不安ですよね。

始めるために必要なことは、まず第一に音楽とピアノが好きであること。そうでないと辛いかもしれません。

次は、自分と向き合うこと。これは常につきまといます。何時間もストイックに練習しなきゃ!なんて心配しないでください。自分の音を自分でちゃんと聴くこと、自分を客観視して、現状をしっかり見ること。自分のやりたい音楽の理想を持つこと。これが自分と向き合うということです。

えーそんなことよくわかんない。

ですよね。わかります。でもね、これができると世界がどんどん広がっていくんです。とても楽しいですよ。

音にはその人の人柄があらわれます。音楽にもあらわれます。自分の音を好きになるということは、自分自身を好きになることです。私は、このプロセスが大好きです。大変だけど大好き。

初めから上手くできなくてもいいのです。少しずつでいいから、自分の音に感動して、自分の音を好きになっていって欲しいのです。

簡単にできる方法は、実はないです。小さいことの積み重ねです。ちょっとずつ修正して、ちょっとずつ発見しての繰り返し。でも、これができれば確実に進めます。一歩一歩進んでいきましょう。

一緒に音楽を楽しみましょう!

17 5月

楽しいこと

ベートーヴェンの第九四楽章の、合唱用のピアノ伴奏を弾きながら

オケで演奏した時の事を思い出しました。

あーここ難しかったんだよなー

あーここあのパートのオイシイところ!

ここはこんな音のイメージで、などなど。

オケの初練習時の、ベートーヴェンの音の中に自分がいる感動は今でも忘れません。

オーケストラパートを一人で堪能できるなんてピアノって便利です。

合唱用の楽譜なので四楽章だけですが、わくわくが止まらず一気に弾き通してしまいました。

06 4月

オンラインレッスン

今までの当たり前が当たり前でなくなったとき、

その当たり前がどれだけ幸せなことだったのかを痛感しました。

こんな時に音楽は何ができるのか、私に何ができるのか考えて、オンラインでのレッスンをスタートします。

不安で気持ちが沈んでしまった時、楽器を弾いたり歌を歌うと気分があがります。

それまで調子が悪いな、と思ってた体調も楽になる気がします。

自分を整えることが難しいと感じることもあるけれど、目の前のことにしっかり向き合って、できることをできる範囲で取り組んでいけたら、きっと良くなると信じています。

音のコミュニケーションを大切に、これからもレッスンを続けていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

12 11月

アンサンブルの楽しさ

あっという間に11月。一年が本当に早く感じます。

 

6月から始動したアンサンブルの本番が近づき練習も追い込みです。

もう何年もご一緒しているお馴染みのメンバーとの演奏は安心できるし楽しいのですが、やればやるほど、「ああしたい」「こうしたい」が溢れてきます。時間はいくらあっても足りない!

残りの時間でできることをしっかりやっていきたいです。いい音楽にしたい。

演奏会を開催するにあたり、動いてくださっている実行委員の皆様、ありがとうございます。

 

アンサンブルをしていてワクワクするのは、みんなの呼吸が一つになった時。

音楽のイメージを共有できて、それが音で伝わる時。

あぁ、私は音楽で会話がしたくて音楽やってるんだった。。。と再認識して嬉しくてしょうがなくて興奮して、夜は眠れなくなります。

 

音楽の在りようをそのまま感じられればおかしなことになるはずがない!と思うのです。・・・・・でもそれが難しいのですけれど。

目の前の楽譜だけを見ているとうまくいかなかったり、何か変な流れになったり色々おかしな事態になるのですが、音楽全体を捉えて、その全体の中での自分の役割を考えられた時、相手がどんなことをしているのか聴くことができた時、いかに自分都合で演奏していたかがわかるのですね。

本当にみんなごめんなさい!

どうしても音が入らない!とか、音楽が流れない!とか、頭を抱えて「何でじゃー」って悲しくなってしまう所でも、ほんのちょっとしたポイントをおさえるだけで劇的に音が流れて呼吸も合って指も回っていくのです。

そのちょっとしたポイントに気が付けるのは、それまでの試行錯誤の積み重ねがあるからなのだけど、ずーっともやもやしていた所が霧が晴れたようにスッキリ広がっていくあの感覚。

楽しくて嬉しくてしょうがないです。

 

アンサンブルする時、どうすれば相手が演奏しやすくなるだろうか?という視点を忘れない事。その視点が自分を振り返る大事な機会となり、新しい発見につながりより良い演奏に繋がっていく。

ピアノ独奏も一人で何役もこなす「一人アンサンブル」だから、自分ですべてをコントロールできる(しなければいけない)けれど、誰かと一緒に演奏するアンサンブルは、相手から受け取ったものを更に相手に渡していくやり取りが非常に楽しい。

音楽は絶妙なアンサンブルですね。

 

12 5月

自分の身体と向き合うこと

ピアノを弾くにあたり必要になる「脱力」について。

ピアノ演奏は全身運動なので、最前線で大活躍する指だけでなく腕も方も肩甲骨も骨盤も・・・頭から足先まで全身の姿勢を整えることが脱力に繋がると信じています。

まず取り組んだのはやはり手のフォーム。一番ダイレクトに楽器に触れるので真っ先に気になりました。指を万遍なく使うために物を握るときの第三関節に注目しました。箸を持つ時もつり革を掴む時も自分の手をみて使い方を常に意識しました。鍵盤の端には鏡をセットして演奏時のフォームチェック。

すると次は肩が気になります。巻き肩になってるのを何とか「正しい位置」に直すべくチェック。猫背も改善。

どこかを矯正するとどこかに歪みが現れて、その都度対処していったら何だか身体が楽になって弾けなかったパッセージが弾けるようになるではありませんか!気になる場所はどんどん移っていき、肩甲骨の位置を修正したら肩が楽になって脇が開いた時の感動は忘れられません。O脚を何とかしたいと思いましたが、美容の為ではなくピアノ演奏の為というのが自分でも笑ってしまったところです。

今は足の裏がしっかりと地面を掴むにはどうすればいいのか、腹筋を使って歩く為にはどうすればいいかを自分の身体と相談中。

私は身体の使い方が最高にどんくさいのですね。

ゆくゆくは筋肉が無理しすぎずに骨格のバランスで立てるようになりたいのですが道のりは遠い。

18 8月

PIANO LESSON 8月

月に一度のレッスン。今回持っていった曲は。。

L.v.Beethoven : Klaviersonate Nr.4 Es-dur  op 7

全楽章を一通り譜読みして臨みましたが、一楽章のみでレッスンが終わりました。ふふふ。

この曲は1797年、ベートーヴェン27歳の時の作品。決して順風満帆とは言えない苦しい時期だったようですが、音楽はとても軽やかでロマンティック。

譜読みをしながら、美しい旋律に感動して何てステキなんだろう!と、ため息が出ることもしばしば。わくわくして幸せな気持ちでさらっていました。そのイメージはそのままに、レッスンが進むにつれて感動とわくわくが更にクリアになっていくのが感じられました。

自力ではイメージを音にすることができなかったということなのですけれど、先生のおっしゃることは、まさに「そうよねー」というもので、どんどん音楽の表情が見えてくるのです。レッスン中、弾きながら顔がにやけてしまったのは自分でも驚きでした。

 

まだまだ若いベートーヴェンとどれだけコンタクトが取れるのか。

 

最後に「もうちょっと頑張った方がいいわね」とのお言葉がありましたので

もう少しお付き合いです。

 

 

 

 

21 7月

Chopin Nocturne

ショパンのノクターン作品27-1をレッスンしていただきました。

ショパンと聞くと、繊細とか甘くせつなくというようなイメージがまずやってくるのですが、ところがどっこい、いざ弾いてみると男性的で骨太な印象を受けて「ショパンは男性なんだな」とその昔思いました。

一見繊細で美しいものの奥にある強さや太さが表現できるといいのですけれど。

 

今回のレッスンで、自分のイメージしていた世界感とは真逆と言ってもいいくらいの解釈を提示していただきました。どちらがいい悪いというのではなく、「こういうのもあるよ」という例として。

旋律と伴奏の音のバランスが良くなかったな。

のっぺらぼうだったな。

反省点は山のようにありますが、レッスン前と後では見える世界がガラリと変わるくらいの衝撃をうけ、より一層、曲が好きになりました。

ショパンって素敵!